スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2021.01.21
現場の様子(中島の家4) その二

すでに上棟している “中島の家4”

現場ブログの進捗が遅いと施主様に叱られそうです・・・

着工から上棟までダイジェストで御紹介しましょう。

環境パイル工法による地盤改良工事からスタート。

φ150mm程度の防腐防蟻処理された木製パイル↓

地盤改良工事完了後、遣り方。

基礎コンクリートの位置や高さを示す仮設物であります。

これを基準に基礎工事を進めます。

定番の床下エアコン向けの地中梁方式のベタ基礎です。

掘削 ~ 砕石敷均し ~ 断熱材敷き ~ 鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~

スラブを区画する基礎梁は地中に納まり、

立上りは最小限で済むので開放的な床下空間となります。

D16といった太い鉄筋が密に入る、ゴッツイ基礎梁。

型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーボルトチェック ~

続いて生コンクリート打設したいところですが、

この時点で12月中頃。ここで雪が降り積もります。

ブルーシートで覆っても完璧な養生は難しいし、

型枠や鉄筋の間に雪が入り込むと取り除くのは容易ではない。

当然ですが、そんな状態でコンクリート打設するのはマズイので、

温水を吹き出すことが出来る高圧洗浄の登場。

コンクリート打設前に雪を溶かして、溜まった水はポンプで排水。

スラブと立上りの生コンを同時に打設する一体打設。

コンクリートの打継(隙間的な)がないのでシロアリリスクを低減出来ます。

また、冬季は低温ゆえにコンクリート強度が発現しにくいので、

温度補正といって、通常よりも高強度のコンクリートを用います。

+3N/mm2で33N/mm2にワンランクUP。

12月後半ともなると夜の冷え込みも厳しく、天気予報だとこの日の夜は氷点下になる様子。

生コンって打設直後は水分がたっぷりで、低温にさらされるとそれが凍ってしまいます。

“凍害”と呼ばれるもので、コンクリ表面が荒れたり、構造強度が不足したり、好ましい状態ではありません。

(温度補正とは別の話。初期硬化時の凍害防止は大切です。)

ダイキョーではそのような状況にならないように、

厳寒期のコンクリート工事は仮設テントで加温養生をしております。

外気温は夕方には0℃、深夜には氷点下になりました。

テント内では石油ストーブを一晩中焚いて、10℃程度をキープ。

現場担当は社長は一晩現場に泊まり込み。火の番という事で。

冬場の基礎工事をマジメに行うと、結構大変なんです。

年末年始を挟み、型枠解体。

苦労のかいもあり、基礎コンクリートはいいあんばいに仕上がりました。

天気予報とにらめっこしながら、晴れ間を見計らって、土台敷き ~ 建て方作業 。

基礎内部の雪は屋根をかけてから排雪して、ジェットヒーターで乾かします。

年始から荒天続きでしたが、

建て方作業時はほとんど降らなかった!!

施主様の日頃の良き行いのお陰です。

青空のもと、無事に屋根までかかりました。祝上棟。

屋根の防水シートまで無事に施工出来ました。

とりあえず雨はしのげます。

大工工事が本格的にスタート。

平沢棟梁、よろしく頼みます。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士